1970年代に日本各地で猛威を振るったジャガイモシストセンチュウ被害への抵抗性を持つ品種として開発されたじゃがいも。味が良い、ビタミンCを多く含む、収穫量が多い等の理由から2000年頃に人気のピークを迎えたが、その弊害として生産過剰になってしまったことと、表皮が粗く外見が良好とはいえない、煮崩れしやすい等の短所もあり、近年では落ち着いた生産高となっている。えぐ味が無く、ややさつまいもに似た良い香りから「栗じゃが」と呼ばれるほど、味に定評がある「きたあかり」。その真価を発揮する粉ふきいも等の料理で味わいたい。