昭和39年(1964年)発売。当時のテレビCM、中国人を装った落語家・立川談志の「ホンコンやきそばは、ホンコンにうまいよ」という語りで一世を風靡。太い麺に味がついている初期の即席やきそばだ。作り方はお湯をかけるのではなく、沸騰したお湯の中に麺を入れ、水分が蒸発したら出来上がり。最近では珍しい味付け油揚麺で、コクがあり又麺にしっかりした腰があり、焼きそば独特の歯ごたえが堪能できる。発売当時は全国で売られていたが、現在は北海道を中心に宮城県、大分県の一部で販売。麺はエスビー食品ならではの味付けで、ウスターソースに豚肉、煮干しの削り節、昆布エキスを使用。香りと彩りのふりかけ付き。レトロ感覚の懐かしいやきそばだ。