滝の幅は35m、高さは驚くべき70mに達し、日本の滝の中でも随一の大きさを誇る。
この滝は竜神の滝、または飛竜の滝としても知られており、狩場茂津多道立自然公園に指定され、「日本の滝百選」にも選ばれている。
滝の上流には、天然の炭酸水「ドラゴンウォーター」が湧き出ており、7月中旬から10月下旬までの水量が少ない時期には、採取が可能だ。
この水は、上流周辺の賀老高原でのキャンプや渓流釣り、山菜採りなどで疲れた体を癒すのに最適だ。
伝承によると、1631年にシマコマキで砂金が見つかり、後に金山奉行となった松前藩士・小太郎は、江戸幕府から金を隠す計画を立てた。
彼は、以前に手負いの小鹿を見つけて傷を癒した賀老の滝に隠すことを決め、滝に向かうと一頭の鹿が現れて滝壺を指したという。
また、竜神が金を守護することを告げ、掘り出す者には祟りがあったと伝えられている。
周辺にはブナ原生林や千走川温泉など、見所がたくさんある。この神秘的な滝の景色は、四季折々に変化し、観光客にも大変人気がある。
江戸時代から伝わる童話も多数あり、大人から子供まで楽しめるスポットだ。
黒松内駅から車で約2時間