北一硝子　三号館

明治時代（1891年）に漁業用倉庫として建てられた木造の石張倉庫を再利用した、小樽市内に数店舗ある北一硝子のガラスショップとカフェが入った三号館。

小樽運河まで徒歩7、8分程度の街中にあり、ガラスショップは和ガラスの「和のフロア」、異国情緒溢れるグラス＆ステンドグラス「洋のフロア」、大自然の彩りでカジュアルスタイルの「カントリーフロア」がある。

館内に足を踏み入れると、倉庫として使われていた頃に貨物運搬用のトロッコが走ったレールが残る通路があり、そこからホールへ。

若干の間接照明を除き、ホール内にある167個のオイルランプだけでホール全体を照らしており、ほの暗いホール内に浮かび上がるランプの光と静かな音楽が、とても落ち着いたいいムードを醸し出している。

ホールにはピアノの名器･スタインウェイが据え付けられ、生演奏のステージも開催。

オープン時間に訪れると、毎朝おこなわれる167個の石油ランプに火を灯す点灯作業を見学することができ、幻想的な雰囲気が楽しめる。

北一硝子　三号館とは

北一硝子　三号館（ほくいちガラス　さんごうかん）は、北海道小樽市に位置する、歴史あるガラス工房兼ショップです。この施設は、明治時代に建てられた歴史的な建物を利用しており、現在では小樽市を代表する観光スポットの一つとなっています。北一硝子は、ガラス工芸の伝統と技術を受け継ぎながら、現代的なデザインのガラス製品を提供していることで知られています。

歴史と背景

北一硝子は、1920年代に創業され、以来、小樽市でガラス工芸の中心的な存在となっています。三号館は、北一硝子の主要な施設の一つで、伝統的なガラス工芸と現代的なデザインを融合させた製品を展示・販売しています。この建物は、明治時代の歴史的な商家の建物を改装したもので、レトロな外観が特徴です。創業からの長い歴史を背景に、地域の文化と技術が息づいています。

施設の特徴と見どころ

北一硝子三号館の最大の魅力は、その美しいガラス製品です。施設内には、職人によって手作りされた高品質なガラス製品が多数展示・販売されており、花瓶やグラス、ランプなど、さまざまなアイテムが揃っています。特に、細やかなデザインと高い技術が光る製品は、訪問者にとって素晴らしいお土産となるでしょう。 また、三号館内にはガラス工芸の制作過程を見学できるコーナーもあり、実際に職人がガラスを吹いたり、成形したりする様子を間近で見ることができます。この体験は、ガラス工芸に興味がある方や、工芸品の制作過程に関心がある方にとって非常に魅力的です。 さらに、北一硝子三号館の建物自体も見どころです。明治時代の商家の雰囲気を残しつつ、内部は現代的に改装されており、レトロな外観と洗練された内装が融合しています。歴史的な建物と現代のデザインが共存する空間として、訪問者に独特の体験を提供しています。

アクセスと周辺情報

北一硝子三号館へのアクセスは、JR小樽駅から徒歩で約15分の距離です。駅からは、駅前通りを北に向かい、商店街を抜けると到着します。また、周辺には小樽の観光スポットが多数あり、散策が楽しめます。特に、小樽運河や歴史的な街並みが美しいエリアが近くにあり、観光とショッピングを組み合わせて楽しむのに適しています。 また、三号館の周辺には、ガラス製品を取り扱う他の店舗やカフェもあり、訪問後にリラックスするのに最適です。地元の飲食店やお土産屋も多く、観光の合間に立ち寄ることができます。

訪問のヒント

北一硝子三号館を訪れる際は、混雑する時間帯を避けると、ゆっくりとショッピングや見学を楽しむことができます。特に観光シーズンには、混雑することがあるため、早めの時間に訪れると良いでしょう。また、ガラス製品は壊れやすいため、購入時には丁寧に取り扱うことをお勧めします。工芸品の制作過程を見学する際には、事前にガイドツアーの時間を確認しておくと、スムーズに見学ができます。

まとめ

北一硝子三号館は、北海道小樽市にある歴史的なガラス工房で、美しいガラス製品と伝統的な工芸技術が魅力です。明治時代の商家を改装したこの施設では、手作りのガラス製品の展示・販売と制作過程の見学が楽しめます。アクセスも良好で、周辺には観光スポットも豊富です。訪問する際は、混雑を避けた時間帯に訪れ、地域の自然や文化を合わせて楽しんでください。