このブルーチーズは、ロックフォール系の青カビを長年かけて自社培養させ、日本人好みのマイルドな味わいに仕上げたもの。塩分を抑えることで、豊かで奥の深い持ち味が楽しめる。原料乳には、江別市の小林牧場の生乳を100%使い、熟成に4週間をかけて、すべて手作りで作られる。カットしてそのまま食べてもよし、パスタやリゾットの隠し味にもおすすめ。加熱殺菌していない生タイプのため、冷蔵庫で追熟させることで、味の変化を楽しむこともできる。
小林牧場
野幌森林公園は、札幌市、江別市、北広島市にまたがり、道立自然公園に指定された大自然の一部です。この美しい環境に小林牧場が存在します。小林牧場では約550頭の牛が飼育されており、その中には搾乳牛が300頭、育成牛が250頭含まれています。また、総面積180ヘクタールの耕地があり、そのうち130ヘクタールが牧草畑、50ヘクタールが飼料用のデントコーン畑です。小林牧場は地域でも有数の規模を誇っています。
牛たちの主食は、自家生産の牧草とデントコーンを醗酵させて作ったサイレージと乾草で、そのすべてが自家産です。これらの高品質な基本飼料に、牛たちの栄養ニーズに合わせて様々な副飼料を加え、栄養バランスを調整した独自のミックス飼料が提供され、毎日の餌として使われています。
牛たちは繋がないフリーストール牛舎で自由に過ごし、清潔な環境が維持されています。特に、バイオガスプラントから生産される繊維質の資材が牛たちのベッドの敷材として使用されており、無菌で高い吸水性を備えているため、衛生的な環境づくりに大いに貢献しています。
オリジナルブランドである『小林牧場物語』は、小林牧場で生産された100%の生乳を使用した牛乳と乳製品のコレクションです。小林牧場で搾乳された生乳は、すぐに冷却された貯乳タンクに保管され、毎日、車でわずか10分の新札幌乳業へ運ばれます。この高品質で新鮮な生乳は、特別な牛乳と乳製品として生まれ変わります。
『小林牧場物語』シリーズの中心的な製品は「さわやか牛乳」です。この牛乳は、試行錯誤の結果、85℃/30分の保持殺菌法を特徴としています。この製法にこだわる理由は、牛乳の風味を損なわず、低温殺菌よりも乳臭さを抑えたスムーズな味わいを実現するためです。また、できる限り「搾りたてそのままの風味」を再現するため、乳脂肪の均質化処理を施さないノンホモ製法にもこだわりがあります。
『小林牧場物語』のラインナップには、のむヨーグルトと各種チーズも含まれています。プレーンタイプののむヨーグルトは「安定剤や香料を使用しない」ことに重点を置き、その自然な味わいが多くの人に喜ばれています。チーズは新札幌乳業内の専用工場で製造され、独自の製法により手作りで丁寧に作られています。