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函館 観光ガイド

道南エリア最大の都市・函館。北海道新幹線開通で関東東北方面からのアクセスもよく、気軽に函館朝市や函館山の夜景を楽しめます。新鮮な魚介類はお土産に是非!

函館のおすすめご当地情報をご紹介。函館には五稜郭、函館山、湯の川温泉などの観光スポット、函館港まつり、江差追分全国大会、松前さくらまつりなどの観光イベント、ラーメン、ジンギスカン、トマトスープなどのご当地グルメがあります。

北海道と本州を結ぶルートとして、かつては本州の青森県と北海道の間にある津軽海峡を青函連絡船が就航していました。今ではそれに代わって、全長53.85kmの青函トンネルが海底約100mを走っています。その北海道での玄関口が函館市で、渡島半島の南東部に位置します。函館市は南を日本海の津軽海峡、西を太平洋に囲まれた漁業が盛んな街です。

函館市は対馬海流の暖流の影響があり、北海道としては比較的温暖な気候で、この函館市での観光は何と言っても日本三大夜景の1つ、あるいは世界三大夜景の1つと称される函館山からの夜景でしょう。このほかの函館での観光スポットも多く、元町・末広町の重要伝統的建造物群保存地区や函館港周辺、新鮮組で有名な五稜郭、湯の川温泉、カトリック教のトラピスチヌ修道院などがあります。

函館山のロープウェイで函館の夜景を堪能し、新撰組の土方歳三最後の地碑がある五稜郭・四稜郭を見て、トラピスチヌ修道院を訪れるのは函館観光の定番でしょう。なお、函館での観光グルメに欠かせないのは北海道のカニと相並ぶイカで、函館の街にはイカの香りがするとも言われ、イカソーメンを食べないで北海道観光は語れないとまで言われるようです。

この函館の近く、北海道の最南端に位置し、道内ではもっとも温暖なのが松前で、グルメには松前漬けで知られています。松前町は松前漬けのほかに見る価値がある観光スポットがあり、それは、旧松前藩の松前城および松前藩屋敷、さらには松前町郷土資料館などです。これらのほかには松前公園では250種1万本近くのさくらなども4月~5月には咲き乱れます。

同じように北海道の南端で日本海に面している観光地に江差があり、江差町での観光スポットとして有名なのが、沖合に浮かぶかもめ島です。かもめ島はかつては弁天島と呼ばれていて、天然の良港に恵まれたこの島はニシン漁で全国的に有名で、それを歌ったのが民謡の江差追分です。

このように、北海道の観光の旅は、本州から見るとまさしく函館、松前、江差などの北海道最南端から始まると言えます。

函館のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

函館山展望台

日本三大夜景のきらめく大パノラマ

函館の市街地を一望できる函館山。標高334メートルの山頂の展望台は、雄大なパノラマや美しい夜景が楽しめるスポットとして人気。 神戸の摩耶山掬星台および長崎の稲佐山とともに「日本三大夜景」の一つで、独特な地形が織りなす絶景は、ミシュランガイドブックに三つ星として掲載された。 山頂まではロープウェイや一般道(車、バスなど)から気軽に登ることができる。...»

八幡坂

CMやドラマに使われる函館の坂道

函館山からの夜景と並んで、函館のビュースポットとして紹介されることが多い坂。坂の上から一直線に海まで道が続いていて、真正面の港には桟橋跡と旧青函連絡船の摩周丸が見える。 坂の多い函館の代表的な坂は18を数え、坂によって色々な表情を見せてくれる。一番景色がいい坂といわれる八幡坂は人気の観光スポットで、CMやドラマにもよく使われている。...»

五稜郭公園

西洋の築城方法を参考にした城郭

江戸時代末期に徳川幕府が蝦夷地(現在の北海道)防備の目的で建てた数少ない洋式城郭。 水堀で囲まれた星形と1ヶ所の半月堡からなり、その内側に奉行所などの建物が建築された。 現在は堀の内側が五稜郭公園として一般開放されていて、桜や藤の花が美しく、函館市民の憩いの場とともに函館を代表する観光地となっている。国の特別史跡に指定。...»

函館山ロープウェイ

極上の夜景スポットへ

函館山の山麓と山頂を結ぶロープウェイ。125名が乗車できる大型ロープウェイで海抜334メートルの山頂まで約3分で着くことができる。 山頂の展望台は、雄大なパノラマや美しい夜景が楽しめる人気スポット。「日本三大夜景」の一つで、独特な地形が織りなす絶景は、ミシュランガイドブックに三つ星として掲載された。...»

金森赤レンガ倉庫

歴史とロマンが漂う赤レンガの街並み

明治時代に海運貨物の増大とともに栄えた「金森赤レンガ倉庫群」。一時期輸送形態の変化などによりその存在を危ぶまれたが、昭和後期に貴重な建築物ととして再び脚光を浴びた。現在は函館ベイエリアの人気観光スポットとして生まれ変わった。小物、アクセサリーなどの店が立ち並ぶ「金森洋物館」や「函館ビヤホール」など見所がたくさんある。 概要 金森赤レンガ倉庫(かなもりあかレンガそうこ)は、北海道函館市にある歴史的建造物群です。この倉庫群は、1887年に函館港の開港に伴って建設されました。現在では、観光地として多くの人々に親しまれており、ショッピングやレストラン、イベントスペースなどとして利用されています。 ...»

五稜郭タワー

星形の城郭の全体像を眺める

特別史跡 五稜郭に隣接する高さ107メートルの展望塔。2006年に完成した新タワーは稜郭にちなみ塔体が星形、展望台は五角形をしている。90メートルの展望台からは五稜郭跡の星形と函館市街地が一望できる。 五稜郭タワーの概要 五稜郭タワーは、北海道函館市に位置する観光名所であり、五稜郭の景観を一望できる展望塔です。高さは107メートルで、五稜郭の歴史的な要塞を中心に広がる函館市街のパノラマビューを楽しむことができます。五稜郭タワーは、観光名所として函館市の象徴的な存在となっており、多くの観光客が訪れる人気のスポットです。 歴史と背景 五稜郭タワーは、1993年に開業しました。五稜郭自体は、...»

松前城

松前藩初代藩主松前慶広が慶長11年(1606)福山城として築いた。子孫が代々城主となるが文化4年(1807)から14年間は幕府が直轄し、その間藩主章広は奥州梁川に移封された。文政4年(1821)復領する。嘉永2年(1849)崇広のとき幕府が新城の構築を命じ、安政元年(1854)完成。明治元年(1868)旧幕軍が占拠するが翌年新政府軍が奪回。天守閣が昭和24年まであったが焼失、同36年復興された。城門は往時のものである。内部は松前藩に関する文化財と、アイヌ民族資料を展示する資料館になっている。◎松前慶広(1548-1616)信広ののち五代慶広に至り独立し、松前を名のる。秀吉・家康に謁し、近世大名...»

箱館奉行所

箱館戦争の舞台となった江戸幕府の役所

箱館奉行所は、日本の北辺防備の拠点として設置された江戸幕府の役所。当初は箱館山の麓に置かれていたが、水堀で囲まれた五芒星型の城郭「五稜郭」が築かれ、その内側に建物が建築されて1864年に移転した。 完成からわずか2年後の1868年に江戸幕府が崩壊。1871年のわずか7年で解体されたが、古写真や文献資料・古図面などの調査を重ね、2010年に復元された。...»

旧函館区公会堂

明治43年に建てられた、洋風建築の代表的建物で、国の重要文化財。内部はルネッサンス様式の華やかさがあり、明治のモダンさが漂う。旧函館区公会堂 旧函館区公会堂(きゅうはこだてくこうかいどう)は、日本の北海道函館市に位置する歴史的建造物です。この建物は、明治時代の洋風建築の代表例として知られており、観光名所としても人気があります。1910年に建設されたこの建物は、函館市の歴史と文化を象徴する存在です。 歴史 旧函館区公会堂は、1910年に完成しました。建設のきっかけは、1907年に発生した大火による被害からの復興でした。地元の有力者であった相馬哲平の寄付により建設が進...»

カトリック元町教会

安政6年フランス人宣教師が仮聖堂を建てたのが前身。荘厳なゴシック建築のローマカトリック教会で、現在の建物は大正13年に建築されたものである。カトリック元町教会 カトリック元町教会(カトリックもとまちきょうかい)は、日本の北海道函館市元町に位置する歴史あるカトリック教会です。この教会は、19世紀末に建設され、北海道におけるキリスト教伝道の中心地の一つとして重要な役割を果たしてきました。その美しいゴシック建築と壮麗なステンドグラスで知られ、多くの観光客や信徒が訪れます。 歴史 カトリック元町教会の歴史は、1859年に遡ります。この年、フランス人宣教師マルキアン・デ・ロ...»

青函連絡船 記念館 摩周丸

津軽海峡を結んでいた船の博物館

かつて海峡の女王と称された優雅な船体の博物館船。青函トンネルが開通した1988年まで航海をしていた。 船内には当時使用されていた操舵室などが公開されているほか、航海日誌など貴重な資料が展示されている。...»

函館ハリストス正教会

日本最古のギリシャ正教会聖堂

函館ハリストス正教会は、日本の北海道函館市に位置する、歴史的な正教会の教会です。この教会は、19世紀末に建設され、日本におけるロシア正教の重要な拠点の一つとされています。函館ハリストス正教会は、独特な建築様式と歴史的背景から、多くの観光客や歴史愛好者に訪れられています。 歴史と背景 函館ハリストス正教会は、ロシア正教の宣教活動の一環として、19世紀末に建設されました。この教会は、明治時代の日本における外国の宗教活動の象徴的な例として知られています。建設の背景には、ロシアと日本との交流があり、特に函館の港を通じて、ロシアからの宗教や文化が日本に伝わったことが影響しています。 建築様式 函...»

トラピスチヌ修道院

日本初の女子観想修道院として1898年に創立。天使園とも呼ばれる。煉瓦の外壁、半円アーチの窓などゴシックとロマネスクの混在するデザインが印象的な聖堂は1927年に再建された。 修道女は現在も厳格な戒律のもとで祈りと労働、聖なる読書を中心とした自給自足の共同生活を送っている。 修道院内は男子禁制であるが一般開放エリアへの立ち入りは可能。前庭や売店併設の資料室の見学でき、院内での生活や修道院の歴史などを紹介。 売店内でお土産物として売られているマダレナ(マドレーヌ)やクッキーが有名で、函館土産としても知られている。  トラピスチヌ修道院とは トラピスチヌ修道院(トラピスチヌしゅうどういん...»

函館聖ヨハネ教会

四面の白壁に十字架をあしらい、茶色の十字形をした屋根の建物をした教会。 1874年に英国人の司祭が函館に上陸し宣教活動を始めた。歴代の牧師らは市内に学校や病院などを開設し、教育、福祉の分野でも多大な功績を残している。 函館山山頂から、その印象的な十字型の屋根が見られる。函館・元町を代表する3教会(函館ハリストス正教会、カトリック元町教会とともに)の一角を占める。 函館聖ヨハネ教会 函館聖ヨハネ教会(はこだてせいヨハネきょうかい)は、北海道函館市に位置するプロテスタントの教会です。この教会は、1874年にアメリカの宣教師によって設立され、日本におけるキリスト教伝道の歴史の中で重要な役割を...»

函館市熱帯植物園

サル専用温泉は必見

函館・湯の川温泉にある植物園。園内には約300種の熱帯植物が植えられている。 温室の他に遊具や足湯、水の広場やサル山などの施設もあり、12月から5月のゴールデンウィークまで、サル山では温泉に入るサルを見ることができる。 函館市熱帯植物園 函館市熱帯植物園(はこだてしねったいしょくぶつえん)は、北海道函館市に位置する植物園です。この植物園は、熱帯地域の植物を中心に展示しており、多くの観光客や地元の人々に親しまれています。 設立の背景 函館市熱帯植物園は、函館市が1980年に設立しました。温暖な気候を活かして、熱帯地域の多様な植物を展示することを目的としています。園内には、南国の雰囲気を...»

湯の川温泉

日本一空港に近い温泉街

函館空港から車で5分(3km)、函館市電「湯の川温泉」すぐのアクセス便利なところにある北海道きっての歓楽温泉で、歴史も古い。 海岸沿いに立地する旅館やホテルがびっしり並んだ温泉街からは、下北、津軽の両半島や夜には漁火も眺められる。 津軽海峡でとれるウニ、イカ、毛ガニ、ホタテなど新鮮な魚介類が食膳を飾るのも楽しみの1つ。 泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。開湯1653年。松前藩主の息子が病気にかかり、病気療養場所を探した際に発見されたといわれる。 湯の川温泉 湯の川温泉(ゆのかわおんせん)は、北海道函館市に位置する歴史ある温泉地です。日本三大温泉地の一つに数えられることもあるこ...»

高龍寺

国華山高龍寺は、函館市内にある最古の寺院で、函館山の麓に位置しています。 堂々たる山門や本堂などの美しい建造物があり、訪れる人を圧倒するほどの存在感を放っています。 高龍寺の建造物10件が歴史的な価値と伝統的な木造建築の技術を結集した芸術性が評価され、国の登録有形文化財に登録されています。 高龍寺の歴史は、1633年に松前法源寺(曹洞宗永平寺派)の僧・盤室芳龍が、亀田(現在の万代町付近)に創建したことに始まります。 現在の本堂は、1899年に完成しました。四方に庇屋根を延ばした「入母屋瓦屋根」で、その下に裳階(もこし)という庇屋根を正面から側面にかけて回し、二層構造の優美な姿が特徴です...»

イカめし

イカの持つ食感と旨さ、秘伝のタレとのハーモニーが絶妙

イカを使った北海道函館地方の郷土料理として、道内・道外問わず人気が高い。下足(げそ)を取り外し、腹ワタを取り除いたイカの胴身に洗った米を詰め込み、爪楊枝等で米が飛び出さないように留めた後、醤油ベースの出し汁で炊き上げたもの。詰める具材としては、下足を細かく刻んだものや筍など山菜類を入れることも。地方色を感じさせる味覚として駅弁としても人気が高い。秘伝のタレと、イカの食感、ごはんとの絶妙なハーモニーがたまらない逸品。 「いかめし」は、函館地方や渡島地方で知られる郷土料理です。この料理は第二次世界大戦中に、米の不足が深刻だった時期に、函館本線森駅の駅弁として考案されたことから始まりました。当時、...»

チーズオムレット

函館生まれのご当地チーズケーキ

チーズオムレットはまるで半熟オムレツのようにとろりとした食感を持ったスフレタイプのチーズケーキ。函館の代表的なお土産として非常に人気があります。 手でつまんで食べられる手軽さが人気で、まるで半熟オムレツのような、とろけるような口溶け。しっとりとした独特の食感を持ったスフレタイプのチーズケーキです。素材には北海道産のものを厳選し、毎日焼き立ての商品を提供しています。...»

イカそうめん

函館の名物、新鮮なイカの歯応えがクセになる

函館で水揚げされた真イカをそうめんのように細く切り、薬味醤油や麺つゆで味わうのが「イカそうめん」だ。新鮮なイカは透き通るような身を持ち、そうめん状に加工しても強い歯応えでおいしく楽しめる。また、加工後に一日寝かせると、歯応えは弱くなるものの、熟成されることでイカ本来の甘みが出て美味だ(味の違いはケンサキイカ等で顕著になる)。どちらの味わいを楽しむかは好みになるが、機会があれば食べ比べてみて欲しい。 旬    7月 8月 9月...»

いか しゅうまい(北海道)

一口で函館のイカの旨みを味わえる

函館名産のイカを丸ごとすり身にしたものとシュウマイのタネを練りあわせ、団子状にしたのちにシュウマイの皮を細切りにしたものをまぶして蒸しあげたものが”イカシュウマイ”だ。細切りにした皮は、ふんわりとした食感で、しょうゆや薬味しょうゆがよく馴染み、イカを丸ごとすり潰して作るタネでは、イカの旨みとコクはもちろん、軟骨のコリコリ食感も楽しめる。ご飯のおかずとしてもお酒のツマミとしてもおいしく活躍する逸品だ。...»

粕イカ

新鮮なイカを漬け込んだ粕漬けは、独特の味わいが酒の肴に最適

“粕イカ”とは粕漬けにされたイカのこと。新鮮なイカがとれる北海道ならではの珍味で、地元では冬のご馳走として親しまれてきた伝統料理だ。丸々と美味しそうなイカを輪切りにすると、中からたっぷりと詰め込まれた“げそ”が顔をのぞかせる。最高級の酒粕に丁寧に漬けこんだイカのまったりとした旨味と、芳醇な香りがたまらない。切ってそのまま味わうも良し、お好みでワサビじょうゆやレモン汁を添えるも良し。酒の肴に最適な逸品だ。...»

鮭のルイベ漬

北海道産の天然サケとイクラが口のなかでとろける絶品珍味

ルイベとは、アイヌ語で「ル=溶ける、イベ=食べる」という意味。自然冷凍で保存しておいたサケは、アイヌの人達にとって、厳しい北海道の冬を越すための貴重な食料だったという。”鮭のルイベ漬”は、新鮮な生の秋サケを一口大にカットし、特製しょうゆに漬け込んだイクラを入れて仕上げたオリジナルな珍味。サケとイクラがとろけるような滑らかな舌ざわりで、思わず酒やご飯が進む。ルイベ丼やルイベ漬けを巻いた手巻き寿司もおすすめだ。 ルイベ 「ルイベ」とは、魚(主にサケやマス)を冷凍し、解凍せずに刺身として食べる地方料理です。この料理は、口に入れた瞬間の冷たい食感と、口の中で徐々に溶けていく独特の風味が特徴的です。...»

ごっこ汁

ごっこの旨みを汁に凝縮させて楽しむ

ホテイウオともいわれる”ごっこ”を使った汁物。使う食材はごっこ、ネギ、豆腐などで、ごっこは卵が汁物で食べても美味なことから、メスのごっこが使われることが多い。ただ、ごっこは身が少ない魚としても知られているため、身の味を楽しむためにメスとオスのごっこを一緒に使うといった工夫もあるようだ。ごっこを味わう料理としてはポピュラーなもので、淡白な味の身に汁が良く馴染み、ゼラチン質のような皮のプルプル感と卵のプチプチ食感が楽しめる料理だ。 旬 12月 1月 2月 3月 ゴッコ汁(ゴッコじる)は、主に北海道で収獲される、ホテイウオとも呼ばれる魚ゴッコを使用した鍋料理です。北海道の地元料理として親しまれて...»

イカとっくり

イカの旨味がお酒に移る!風味を楽しんだ後は食べられる優れもの

函館土産の定番ともいえる“イカとっくり”は、真イカの胴を徳利のような形にして乾燥させたもの。日本酒を入れて数分待つと、ほのかにイカの風味が日本酒に移り、なんともいえない味わいに。合間に少しずつちぎって、酒のつまみとして食べるも良し、数度使った後にあぶって、日本酒の味が染み込んだイカの香ばしさと深い味わいを肴にして、また飲むも良し。おちょこやジョッキ、グラスなどをイカで作った発展系の商品もあり、お酒の席の楽しみがさらに広がりそうだ。 イカ徳利は、イカの胴を徳利のような形に加工した日本の伝統的な水産加工品です。 このユニークな食品は、燗した日本酒を注いでしばらく置くと、イカの風味や旨味が酒に溶...»

がごめ昆布

強い粘り気に健康パワーを蓄えた

北海道の函館市沿岸に多く生育する昆布で、納豆のような粘り気と深いコクを持っているのが特徴。”がごめ昆布”という名前の由来は、表面にあるかごの目のような模様の凹凸から名づけられたといわれる。もとは、独特の強い粘りから漬物の具として使われていたが、近年の研究により”がごめ昆布”の粘りに含まれる成分(アルギン酸・フコイダン・ラミナラン等)が体に良いとされて注目を浴び、様々な料理にちょっと使うのに便利な粉末タイプの”がごめ昆布”も普及している。...»

阿佐利精肉店のコロッケ

地元の人たちに圧倒的な支持を受けるご当地コロッケ

明治34年に開業して以来、100年以上に渡って地元の人たちに愛され続けている「阿佐利精肉店」。ここで作られているコロッケは、40キロのじゃがいもを使って、1日に800個を作ってもお昼過ぎには売り切れてしまうほどの人気商品。その人気の秘密はなんといっても味の良さ。上ノ国町産の豚を1頭買いで仕入れ、さばく際においしい部分だけをより分けてコロッケに使うという、精肉店ならではの素材選びにあるようだ。自家製ラードでカラっと揚がった衣も抜群。毎日売れきれ必至だが、函館を訪れた際には要チェックだ。 老舗の精肉店で販売されているコロッケが大変人気です。このコロッケは、ひとつひとつ手作りされ、素材の美味しさを...»

いか刺し

コリコリとした食感と、口いっぱいに広がる濃厚な旨味を堪能

「イカの美味しさを堪能するなら、やっぱり刺身」といわれるように、新鮮なイカが手に入る北海道での食の楽しみのひとつ「イカ刺し」。イカの透明感、コリコリとした歯応え、口の中に広がる甘味がたまらない逸品。北海道で味わえる代表的なイカは、ヤリイカとスルメイカ。ヤリイカは高級なイカとして珍重され、身が柔らかくしょうが醤油で味わうのがおすすめ。スルメイカは、身が透き通った新鮮なものを、細作りにして「イカソーメン」で味わうのが美味。 旬 7月 8月 9月 10月 11月 ...»

すき焼 阿さ利 本店

明治34年に創業のすき焼き専門店

1901年(明治34年)に創業した北海道函館の老舗すき焼き専門店で、明治時代から受け継がれてきたすき焼きの味、厳選された黒毛和牛の美味しさを堪能できます。 このすき焼きは、九州産の黒毛和牛と北海道産の新鮮な野菜を用いて、100年以上にわたり変わらぬ割下で炊き上げられています。関東風や関西風とは異なる、独自の味わいが特徴です。 この地元で有名な老舗すき焼き専門店では、平日には手ごろな価格のランチも提供しています。また、2階の趣ある純和風の個室では、靴を脱いでゆったりと過ごすことができ、懐かしい和の雰囲気が広がっています。落ち着いた雰囲気の中で、鍋を囲んでゆっくりと食事を楽しめます。 阿佐利...»

函館のカレーライス

辛さと香ばしさが絶妙のバランスで楽しめる

函館の洋食文化とともに、古くから伝わる伝統の料理として”カレーライス”が挙げられる。牛肉を入れたオーソドックスなビーフカレーは、イギリス式のインドカレーと呼ばれ、インドがイギリスの植民地だった時代に、インドカレーを国に持ち帰ったイギリス人がシチュー風にアレンジしたものが広まり函館に伝わってきたようだ。バターと小麦粉を使ったルウ作りからこだわりを持って作られたカレーは、辛さのなかに香ばしさが堪能できる逸品になっている。...»

手造りイカ塩辛

新鮮なイカのコリコリの食感とコクが堪らない

函館は江戸時代の北前船から北洋漁業の基地として栄え、幕末の開港以来、貿易港としても華やかな歴史を持ち、多様な食文化を持つことでも有名な都市だ。イカの産地としても有名で函館港の漁獲量のうち90%以上はイカが占めるという。そんな”イカの本場”ともいえる函館で作られた「手造りのイカの塩辛」は、コリコリとした歯ごたえと、奥深いコクが味わえる絶品。イカのげそ(足)を使わずに胴部分だけで作るというこだわりも、この味を出すのに一役買っているようだ。酒の肴やご飯のお供にお勧めの逸品だ。 イカの塩辛(いかのしおから)は、細切りにしたイカにその肝臓と食塩を加えて時折攪拌しながら漬け込んだ発酵食品です。スルメイカ...»

ニシン蕎麦

名産地のニシンを気軽に味わえる

北海道江差町の名物で、ニシンの干物である「身欠きニシン」を甘露煮にしたものをそばに乗せたもの。江差町は江戸時代よりニシンの漁獲量が多く、本州へ輸送されていたが、そのニシンを日持ちさせるために「身欠きニシン」への加工がされていたようだ。そばは温かいものを使う場合と、冷たいものを使う場合があり、江差町ではどちらもポピュラーな食べ方。季節によらずその日の気候や体調にあわせて気軽に食べられる庶民の味、それが「ニシンそば」だ。 「ニシン蕎麦」は、北海道の伝統料理で、身欠きニシン(干物にしたニシン)を甘露煮にし、蕎麦の上に載せた料理です。この料理は、京都でも有名ですが、北海道でも昔から楽しまれてきました...»

松前マグロキムチ

松前のブランドマグロをキムチに漬け込んだ旨みたっぷりの逸品

高級マグロとして大間のマグロと肩を並べる松前の天然黒マグロ。地元の宿や居酒屋でも新鮮な刺身をはじめ、マグロづくしの料理が並ぶ。そんなマグロを使った海鮮キムチが“松前マグロキムチ”だ。松前産マグロの赤味と中トロの角切りを、昆布や切り干し大根と一緒にキムチダレに漬け込むことで、中トロの上品な脂が熟成。マグロの味にさらに深みが増し、辛さもマイルドに仕上がる。ご飯にのせてどんぶりにしても、そのまま酒の肴にしてもおいしい。...»

函館名物のハンバーガー店「ラッキーピエロ」

函館で有名な、ご当地ハンバーガーチェーン店はぜひ訪れたい一軒

函館のファーストフードといえば「ラッキーピエロ」と言われるぐらい、函館には「ラッキーピエロ」が根付いている。函館市外からもわざわざ「ラッキーピエロ」のハンバーガーを食べるためにやってくる人も多く、ご当地ハンバーガーのランキングでも上位に入るほど。様々な業種において、道内独自のチェーン店が展開されていることが多く、とりわけ函館市は独特。ファーストフードチェーン店だが、各店舗ごとにテーマがある「テーマレストラン」のスタイルで、店ごとに違うオリジナルメニューも。函館に訪れた際は、ぜひ味わいたい。...»

ルイベ

アイヌに古くから伝わる食し方で、冷たい食感と魚の味が◎

冷凍保存食として、アイヌ民族が古くから冬場の魚を食する方法。鮭や鱒は、一般的に生食ではなく、熱を通して食べられるが、その魚を刺身を味わってみたいという希望からうみだされた調理法だ。家庭での楽しみ方は、新鮮な鮭、鱒を三枚におろし、骨を取り除いて皮をむく。10センチ幅くらいに切り分け、ラップをかけて冷凍する。完全に凍らせたら刺身のように盛り付けて、とけないうちにそのまま醤油やワサビ醤油をつけて食べる。ひんやりと冷たい食感と魚の風味で、独特な味わいが楽しめる。 「ルイベ」とは、魚(主にサケやマス)を冷凍し、解凍せずに刺身として食べる地方料理です。この料理は、口に入れた瞬間の冷たい食感と、口の中で徐...»

北海道七飯町産 アスパラガス

北海道の隠れた名産品

北海道七飯町など、年を通して気候が穏やかで農業が盛んな地域では”アスパラガス”が、ビニールハウス内で栽培されている。栽培されているのは「グリーンタワー」「バイトル」といった品種で、寒さに強く、頭部が開きにくいという特徴を持つ。これらの品種は収穫できるまで3年間を要し、気温が下がる冬場は休眠をして越冬をするという特徴を持ち、しっかりと休眠させるとことで味も向上するといわれ、おいしく育てるためには適度な低温環境が必要だという。七飯町の気候は、その条件に適しており”アスパラガス”栽培が定着していったようだ。 旬     4月 5月 6月 7月 ...»

てんさい

日本では北海道だけで生産!グラニュー糖や上白糖の原料

てんさい(甜菜)は、ビート・砂糖大根とも呼ばれ、北海道のみで栽培されている作物で、グラニュー糖や上白糖の原料となる。冷害や風害に強い寒冷地作物で、最適な気温は25度、夜の気温も熱帯夜ではダメとされている。北海道が国内で最適な環境であることがわかり、1871年に現在の函館市、1878年に札幌農学校での試作後、大規模に栽培することに。ビート生産を推進したのはクラーク氏や松方正義氏だったという。2月頃から育苗を行い、4月下旬から植付け、10月頃に収穫される。 旬     10月 11月...»

七飯産 白かぶ

茎や葉まで安心しておいしく食べられる七飯町の”白カブ”

七飯町で栽培されている”白かぶ”は、約3ヶ月の生育期間で収穫となるが、種まき直後と収穫直前を除いて、水やりを控えめにすることで、かぶに負荷をかけて味を向上させるという栽培法がとられている。実(根)が直径7~8センチに生長したところで収穫され、機械洗浄ではなく、手洗いで丁寧に泥を落とされた後に出荷される。手洗いで洗浄されたかぶは、表面にツヤがあり、柔らかい食感でかぶの甘みを楽しめ、茎や葉もシャキシャキとした歯応えでおいしい。減化学肥料、減農薬で育てられているので、安心して食べられるのも嬉しい。 旬     4月 5月 6月 ...»

北斗・七飯産ほうれん草

夏と冬で違った味わいが楽しめる北海道のほうれん草

北海道の北斗市や七飯町で栽培されている”ほうれん草”は、年を通して全国へ出荷されており、特に6~8月の夏の時期は”ほうれん草”の暑さに弱いという特性から、北海道以外の地域の出荷が鈍り、北海道産の”ほうれん草”が全国的に大きな割合を占めるようになる。また近年は、冬にあえて寒風にさらしながら育てられる”ちぢみほうれん草”も人気がある。”ほうれん草”に低温ストレスを与えることで、葉が厚く育ち、本来の甘さをより感じられるとのことだ。冬の時期には、ぜひ食べてみて欲しい。...»

森・北斗産きゅうり

季節によって、様々な産地の味が楽しめる函館エリアのキュウリ

例年4月頃から出荷される森町の”きゅうり”は、毎年11月下旬から12月上旬にかけて苗床から畑に移され、冬場をハウス内でじっくりと過ごすことで、促成栽培されたものとは段違いの旨みとみずみずしさが出るといわれ、市場でも評価が高い。北斗市で栽培されている”きゅうり”は、皮が柔らかく、生長が旺盛な「プロジェクトX」という品種。夏に畑に植えられてから1ヶ月ほどで収穫が出来るようになり、1株から60~100本ほどとれるという。皮が柔らかく、みずみずしい食感がサラダにぴったり。夏バテ予防にもおすすめだ。...»

ムラサキウニ

奥尻島や積丹半島など、北海道各地の自然でおいしく育った天然物

濃い紫色で太く長いとげを持つ”ムラサキウニ”。日本沿岸では最も目にする機会が多いウニであり、北海道奥尻島の名産である。奥尻島でのムラサキウニの漁は毎年7月から1ヶ月間だけ解禁され、その期間ならば”函館の朝市”などで奥尻産のムラサキウニがみかけられる。ムラサキウニの味は濃厚さが前面に出過ぎない上品なもので、比較的食べやすいのが特徴だ。奥尻島にある”うにまる公園”には、特産品のムラサキウニをかたどったシンボルモミュメントがあり、ご当地へ行った際はこちらもチェックしてもらいたい。 ムラサキウニは積丹半島でも漁が行われており、こちらは6月が解禁日だ。ムラサキウニは「白ウニ」に分類され、バフンウニなどの...»

北海道産 いか

知名度・鮮度抜群!スルメイカ・高級ヤリイカと、多彩な料理を

函館市の魚に選ばれるほど、市民・観光客への親しみ度が高い。スルメイカは羅臼、宗谷地方中心。漁期は夏場から秋にかけてが多く、函館では6月から、礼文では8月~11月末、稚内では7月~10月、羅臼では12月はじめまで獲れる。刺身(イカそうめん)や焼きイカ、名物・イカ飯、塩辛が絶品。ヤリイカは高級イカとして珍重され、寿司ネタや刺身として利用されることが多く、生姜と合わせるのがお薦め。奥尻・稚内が中心。漁期は、冬から春先にかけて、奥尻では1~5月、稚内では5~6月、積丹では4~5月。 旬    6月 7月 8月 9月 ...»

北海道産 エゾアワビ

活きアワビの歯ごたえと味が楽しめる

味が良いといわれるクロアワビに匹敵する味を持ち、日本で食用とされているアワビのなかで一番漁獲が多いのが”エゾアワビ”。クロアワビと比べて、貝が細長く、表面の凹凸が富んでいるという特徴を持つが、クロアワビの生息地で育つと、クロアワビと見分けがつかなくなる成長を遂げる。北海道の八雲町熊石では、”エゾアワビ”の養殖が行われており、現地で小売も行っている。養殖ものは貝が緑色で、天然ものと比べると一回り小さいといわれるが、しっかりとした歯ごたえと味わいを持っておりエゾアワビの旨みを堪能できる。...»

北海道産 サケ

海の宝石イクラもたんまり楽しめる函館のサケ

北海道でとられる魚の代表格で、毎年9月に漁が解禁されてから4ヶ月弱の期間で2000トンを越える漁獲量がある。サケは9~10月に産卵のためにうまれた川へ戻ってくる習性があり、そこを定置網で捕まえられる。この時期のサケは”秋鮭”と呼ばれ、メスが持つイクラが最大の魅力だ。この時期以外にも、サケはしばしば定置網にかかるが、こういったサケは「時期を間違えて戻ってきた」という意味で”ときしらず”と呼ばれる。未成熟な”ときしらず”は”秋鮭”よりも脂がのっていることが多く、身自体の味の評価は高い。 旬    9月 10月 11月 12月 ...»

北海道産 イワシ

マイワシの脂肪酸は成人病の予防にも。塩焼きやつみれがおすすめ

渡島地方東岸が漁場で、一般に夏から秋が旬とされ、函館では7~10月。市場へはほぼ1年中入荷されているが、7月を中心とした夏場から秋にかけてが多く、冬から春にかけては比較的少ない。マイワシは細長い体に7個前後の黒い斑点が一列に並ぶことから、別名「ナナツボシ」とも呼ばれるが、個体によって斑点の数は異なる。マイワシの脂には、高度不飽和脂肪酸のEPAとDHAが多く、成人病の予防や脳の活性化に有効だといわれている。塩焼きや煮付け、かば焼き、つみれなどで味わいたい。 旬     7月 8月 9月 10月 ...»

戸井まぐろ

捕らえた後の処理が迅速で、鮮度抜群の高品質!人気も急上昇中

函館市の戸井漁港は、津軽海峡の北側に面し、日本海を北上してくる暖流の黒潮とベーリング海から南下してくる寒流の親潮が交わる好漁港。海峡を挟んで反対の南側が青森(大間)で、その距離約18km。大間とは喧嘩縄などと言われている。大きな特徴は、マグロを捕らえた後の処理の速さ。マグロをすぐさま船上に引き上げて迅速に血抜き処理をし、船底にある水槽の氷水に沈め、チルド状態を維持。鮮度がよく、他より長く高品質を保ち、歩留まりも良いと言われ、業者や寿司屋に人気が高まっている。 旬 11月 12月 1月...»

奥尻産 アワビ

小粒な身に凝縮した磯の香りを堪能する

北海道の奥尻島では、あわびの養殖や漁獲が行われており「奥尻あわび」として出荷されている。養殖は通年を通して行われているが、漁獲の期間は5月15日から7月15日の2ヶ月間と短く、天然ものを味わいたいのならば時期を選ぶ必要がある。北海道のあわびは、他の地域のものと比べて小ぶりながら、コリコリとした歯応えと、口内で磯の香りが広がる豊かな風味が特徴。刺身はもちろん、ステーキにしてもおいしく楽しめる。 旬    8月 9月 10月 ...»

白口浜 真昆布

全国の高級料亭ご用達の最高級昆布

幅が広く、充分な厚みを持った最高級の昆布といわれる”真昆布”。なかでも函館市沿岸の南茅部地方の特産品である”白口浜真昆布”は、古くから朝廷や将軍家に奉納してたとこともある全国的に有名な一級品の昆布。白口浜で良品の昆布が育つ秘密は、海流が栄養豊富な親潮と津軽暖流が合流する地点になっており、昆布栽培に適した水温であること、広葉樹が多い自然林からの栄養塩やミネラルが複数の川から流れ込んでいること、があるようだ。普段何気なく食べている昆布の最高級品。機会があったら食してみて欲しい。...»

大沼牛

大沼の自然の恵みのなかで育った函館産の牛肉

北海道の駒ケ岳のすそ野にある牧場で育てられた牛。”大沼牛”として出荷されるのはホルスタイン種のオスが主で、化学飼料や成長ホルモン剤を与えず、主に無農薬栽培された牧草とうもろこしを食べさせて育てられ、生後19~20ヶ月に出荷される(ホルスタインのメスとの交雑種は生後27~30ヶ月で出荷)。自然のなかで健康に育てられた”大沼牛”の味は赤身に深い味わいを持ち、脂に甘みがあるため、肉の味が楽しめるステーキを始め、シチューやハンバーグ等でもおいしく食べられる。...»

五勝手屋 羊羹

金時豆で作るさっぱりとした上品な甘みと丸い形が特徴の老舗の味

明治3年創業の老舗「五勝手屋羊羹本舗」が作る函館銘菓としてあまりに有名な羊羹。流しようかんと丸缶ようかんの2種類を生産している。長く愛される続ける理由は、コクがありながらさっぱりとしたその味わいだ。羊羹ではめずらしく小豆の代わりに金時豆を使用し、飽きのこない独特の風味を作り出している。丸缶ようかんは形もユニーク。容器の底を押し上げて必要な量だけ出し、付いているヒモで切って食べる。パッケージのレトロな絵柄も歴史を感じさせ、贈答用にも人気が高い。 五勝手屋羊羹(ごかってやようかん)は、北海道檜山郡江差町にある五勝手屋本舗(創業:1870年)が製造する羊羹のことです。 この羊羹は、金時豆という珍...»

山親爺(洋風煎餅)

バター・ミルク・卵をたっぷり使った、高級洋風ミルクせんべい

「千秋庵」の看板銘菓。やさしい味の洋風ミルクせんべいで、スキー板を履いた熊が鮭を背負った姿がレリーフになっている。道産子(道民)が山おやじといえば、北海道に生息する羆(ひぐま)の愛称なのだが、その名をずばり“山親爺”せんべいとして発売したのは、1930年のこと。水を一滴も使わない高級せんべいとして、またたく間に札幌市民の評判になった。バター、ミルク、卵のやさしい風味が口いっぱいに広がる、代表的な土産品だ。 山親爺(やまおやじ)は、北海道の製菓業者である函館市の千秋庵総本家と、札幌市の札幌千秋庵製菓が販売している美味しいお菓子です。これは、バターや牛乳などの材料を使って作られた洋風の煎餅で、1...»

いか ようかん

イカの外観がイカした名物羊羹

「イカの街」と呼ばれる函館らしく、イカを模したユニークな姿の”いかようかん”。函館にある菓子店「はこだて柳屋」の職人がディスプレイ用に作ったものを商品化したもので、インパクト十分の外見が話題となり、またたく間に人気みやげのひとつになった。見た目だけでなく中身にもひと工夫あり、羊羹の中にコーヒー風味を加えた白あんを使うことで、他にない独自の味わいを作り出している。求肥をコーヒー餡で包み、コーヒー餡をようかんで包んでイカの形にした三重構造のユニークな和菓子。足やわたまで丁寧に再現。いかようかんは、1日50個の限定、本店でのみ販売している商品。興味のある方はお早めに。 はこだて柳屋...»

燻製たまご 北斗物語

食欲をそそる燻製の香りとトロ~リ半熟の黄身

特別な飼料を与えた鶏から産まれる赤玉卵。健康志向が強い現代のニーズにあわせて作られた燻製たまごで、原料の卵の黄身には、ビタミンEの約1000倍の抗酸化作用を持つといわれているアスタキサンチンがたっぷりと含まれている。そのこだわりの原卵を、殻つきのまま天然の桜のチップでじっくりスモークし、20日間以上もの熟成をした、1カ月ほどかけて丁寧に作られる本物志向の逸品だ。黄身は絶妙な半熟で、いぶしてついた香りが食欲をそそる。ほどよい塩味なので、そのままおつまみに。ラーメンやサラダなどのトッピングに使ってもおいしい。一口食べると、中まで染みる程良い塩味や鼻に抜ける燻煙の香り、何より半熟でしっとりとした黄身...»

トラピスト クッキー

修道院で作られている手づくりクッキー

トラピスト修道院の修道士が丁寧に心を込めて焼き上げたクッキー。あっさりした味わいが人気だ。このトラピストクッキーを作っているのは、函館の男子修道院の「灯台の聖母 トラピスト修道院」である。1936(昭和11)年に作り出されたクッキーで、昔から製法が変わっていない。 フランス人修道士と日本人修道士たちによる長年の研究の結果、1897(明治30)年ごろに生み出された発酵バター「トラピストバター」。乳酸菌によって原料クリームを発酵させており、まろやかでコクのある風味が特徴です。 トラピストクッキーは、この発酵バターを練り込んで焼き上げられて、サクッとした歯ざわりの後、口の中でとろける食感が特徴で...»

ショコラ・ヴォヤージュ(チョコレートケーキ)

口溶けが良い生クリームとチョコレートが魅惑の甘さ

函館周辺のおみやげとして、人気急上昇中の注目スイーツが”ショコラ・ヴォヤージュ”。ふんわり生クリームを、ガナッシュ(チョコレートにたっぷり生クリームを加えたもの)で包んだ生トリュフで、函館市弥生町にある洋菓子店「Angelique voyage(アンジェリック ヴォヤージュ)」で販売されている。ふんわりとした生クリームをしっとりなめらかなガナッシュで包んだ生トリュフ。濃厚な味のガナッシュが、たっぷりの生クリームと口の中で溶けあうことで、マイルドな味わいになり、その相性の良い味に思わず顔がほころぶ。冷凍状態で売られているので、遠方へのおみやげには不向きだが、現地でぜひ味わってもらいたい。...»

菜の花にしん漬

彩りもきれいなさっぱりニシンの甘酢漬け

程よく脂がのった時期のニシンと菜の花を使って作るさっぱりした甘酢漬け。ひと口大のニシンと、菜の花、にんじん、シシャモの卵が入っている。彩りがきれいで、菜の花のシャキっとした食感と、シシャモの卵のツブツブの食感が楽しい商品だ。独自の製法で下処理されたニシンは、生臭みをまったく感じさせず、本来の旨みが引き出され、甘酢と相性の良い味わいが堪らない。発売以来、地元の人たちの根強い支持を受け、現在でも人気のある商品だ。...»

豆乳しふぉん(シフォンケーキ)

最高級大豆の豆乳を使った体にやさしいシフォンケーキ

函館五稜郭のほど近くに店舗をかまえる「函館おたふく堂」の看板商品。北海道産大豆”トヨマサリ”からできた豆乳を使ったシフォンケーキで、コレステロールゼロ、低カロリーと体にやさしい。大豆トヨマサリは、大豆本来の自然な甘みが強く、その豆乳をたっぷりと限界の量まで使用し、ふわふわ、しっとりとした食感に仕上げた。甘さが控えめで飽きのこない味。北海道産の小麦と卵白を使用し、防腐剤、膨張剤は使用せず、原材料も調理法もシンプル。函館近郊の新鮮な素材や、旬の食材をとり入れた”さつまいもしふぉん”、”さくらしふぉん”などの姉妹品もあり、地元でも、観光客のおみやげとしても人気が高い。...»

いか山海漬

イカの甘みとわさびの辛さが絶妙のハーモニー

新鮮なイカを、野沢菜や大根などとともに、わさびをきかせた酒粕に漬け込んだ”いか山海漬”。ピリリとわさびが効いた酒粕の風味と、イカの甘みの組み合わせが、口の中で深い味わいを感じさせ、日本酒や焼酎、ビールのつまみにぴったりの商品だ。そのまま輪切りにして食べてもおいしいが、好みでしょうゆやレモンなどの調味料をつけて食べても美味。食べるときは、酒粕を軽く落とす程度にして、酒粕自体の味も楽しんで欲しい。明治43年創業の老舗の味。 ピリリと辛いおいしさがたまらない名品 「いかの粕漬」は、いかを茹で上げてから酒粕に漬け込み、熟成させて作られる、香り豊かで旨味が凝縮された醗酵食品です。 「いかの粕漬」は...»

函館いかせんべい

函館名物のイカをたっぷり使った香ばしいピリ辛のせんべい

北海道のじゃがいもをベースに、函館名物の新鮮なイカをふんだんに入れた薄焼きせんべい。ちりちりと焼けていくスルメの香ばしさが再現され、ほのかな塩味も絶妙だ。パリッとした食感と、ピリッとした辛みがビールによくあう。ほかに、しょうゆ味バージョンの”いさりびいかせんべい”や、ほんのりとした甘さのホタテとしょうゆ味がマッチした”海鮮ほたてせんべい”、新鮮なカニのほぐし身を散りばめて辛みも抑えた上品な風味の”北海かにせんべい”がある。...»

函館朝市

函館の味覚が集まる食のワンダーランド

函館朝市は、約250軒の店舗が軒を連ねる海道・函館の大規模な市場で、海産物をはじめとする地元の食材が豊富に揃う場所です。この市場はJR函館駅の近くに位置し、新鮮な海鮮丼を楽しむことができる食堂などもあり、函館を代表する観光名所として知られています。 函館朝市の歴史は戦後の1945年に始まり、農家が野菜を路上販売したことから始まりました。その後、3回の移転を経て、現在の場所に落ち着きました。 朝市にはユニークなお店がたくさんあります。例えば、「梶原昆布店」では、函館近海で採れる貴重な「がごめ昆布」を手作業でおぼろ昆布に削る様子を見ることができます。また、「カシメ水産」では、函館近海で採れた真...»

八雲ユーラップ ペッパー タン

ブラックペッパーのきいたタンスライスでビールもすすむ

道南にある八雲町近郊で生産された豚のタンを使用した”八雲ユーラップペッパータン”。この商品名は、八雲を流れるユーラップ川から名前をとってつけられた。タンのブロックを塩漬けにして熟成させ、ブラックペッパーをまんべんなくまぶして加熱。パンチのきいた辛さが、タンのおいしさをいっそう引き立てている。スライスしてあるので、開封してそのままオードブルにしたり、サラダやサンドイッチの具に使えるのも嬉しい。...»

ソーメン昆布

特上の軟らかい昆布をツルツルッと召し上がれ

昆布の産地、函館市恵山地区の特産品である”ソーメン昆布”。上品なダシが出る高級な献上昆布として知られる真昆布の一年物だけを使用。浜に揚げて湯通しして乾燥後、そうめん状に細切りにしたものだ。少し水で戻し、そのまま、しょうがじょうゆやドレッシングで食べられる。やわらかく、ツルツルとした口当たりと、コリコリとした食感が心地良い。料理でも使い勝手が良く、和え物や味噌汁、麺類などに入れるだけで、かんたんに昆布の味をプラスできる。...»

おからボーロ

おからを使ったさっくりした食感のヘルシーなお菓子

豆乳しふぉん専門店「函館おたふく堂」のおからを使ったボーロ。豆乳を絞った後に残るおからは、食物繊維とタンパク質を多く含んだヘルシーな食材。ボーロは軽やかな食感の焼き菓子で、このボーロは、高級大豆として知られる”鶴の子大豆”のおからを贅沢に使い、しかも、無着色、無香料、無添加と体にやさしい。さっくりと口の中で溶けてしまうようにな食感と、甘さの後に塩味を感じる独特の風味がやみつきになるおいしさ。プレーンの「スノーボーロ」のほか、「バナナ」、「抹茶」、「うぐいすきなこ」、「むらさきいも」、「かぼちゃ」、「コーヒー」、「りんご」などの定番フレーバーと、季節限定で「さくら」、「春苺」、「レモン」のボーロ...»

ピリ辛子っとろ(タラコ)

辛子明太子風味がおいしい手軽に使えるタラコ

「北海道産のタラコをもっとお手頃に、食べやすい形の商品にできないか?」という思いから誕生した”ピリ辛子っとろ”。材料には、森町で水揚げされたスケソウダラからとった新鮮なタラコを使い、独自の製法で辛子明太子風味に仕上げている。タラコはほぐしてからビンに詰めているので、スプーンひとつで手軽に使えて、熱々のご飯にのせてそのまま味わうのはもちろん、パスタにからめたり、手巻き寿司の具や和え物など、いろいろ応用できる。...»

本数の子 黄金松前

数の子がなんと6割。たっぷり数の子が味わえる豪華な松前漬

「一本羽」と呼ばれる折れていないきれいな形の”数の子”や、一粒一粒がバラバラになった”バラ子”と呼ばれるものなどをあわせて、ふんだんに数の子を入れて作った贅沢な松前漬けが”本数の子 黄金松前”だ。昆布は上品なダシがとれる道南特産の”白口浜真昆布”、スルメイカも厳選した道南産の新鮮なものを使用。味の染み込んだ数の子のプチプチした食感と、昆布やスルメイカの旨みが絶妙に絡みあい、ご飯のお供や酒の肴で活躍する。...»

たまねぎドレッシング

玉ねぎの旨みがいきた、食べられるドレッシング!?

森町駒ケ岳で、低化学肥料と低農薬にこだわって野菜作りをしている「駒ケ岳ファーム大久保」が製造している”たまねぎドレッシング”。たまねぎのつぶつぶを残すことで、心地良い食感が残り、まるで野菜を食べているような旨みが楽しめるドレッシングだ。生野菜やサラダにかけておいしいのはもちろん、たまねぎと相性が良い肉料理のソースとしても活躍する。安心・安全にこだわり、加工時に化学調味料や添加物を一切使っていないのでおみやげにもおすすめだ。...»

がごめ昆布 しょうゆ味

ごはんにぴったり。山わさびの香りと辛さがクセになりそう

”がごめ昆布”は道南地区にのみ生息する昆布で、粘りが強いのが特徴。その昆布を食べやすい長さにカットし、細切りにして道内産の山わさび(セイヨウワサビ)を加え、しょうゆで味を調えたのが”がごめ昆布しょうゆ味”だ。フタをあけると、わさびのツンとする香りが食欲をそそる。ビンの底に山わさびが入っているので、昆布と少しずつ混ぜながら、好みの辛さに調節して食べられるのが嬉しい。わさびの風味と、がごめ昆布の仲の良さがクセになりそうな味だ。 三豊 1958年創業 海鮮珍味の老舗メーカー...»

トマトソース 駒ケ岳ファーム大久保

駒ケ岳のこだわり農場が作ったこだわりトマトソース

森町駒ケ岳で、低化学肥料・低農薬栽培を行う「駒ケ岳ファーム大久保」。そこの自慢のトマトと、北海道産の素材から、化学調味料や添加物を一切使わずに作られるのが、駒ケ岳ファーム大久保の”トマトソース”。ソース加工に適したトマトの栽培、添加物の代わりに豚肉で味に深みとコクを加える、といった数々の工夫をこらして完成したトマトソースは、「安心・安全・おいしい!」と地元でも評判の品のようだ。にんにくとバジルの香りがおいしい「ガーリック味」、自家製ハバネロで辛さが効いた「チリ味」の2種類がある。 トマトソース ガーリック 使用しているトマトは、「シシリアンルージュ」という加熱に適した品種で、グルタミン酸が...»

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