函館土産の定番ともいえる“イカとっくり”は、真イカの胴を徳利のような形にして乾燥させたもの。日本酒を入れて数分待つと、ほのかにイカの風味が日本酒に移り、なんともいえない味わいに。合間に少しずつちぎって、酒のつまみとして食べるも良し、数度使った後にあぶって、日本酒の味が染み込んだイカの香ばしさと深い味わいを肴にして、また飲むも良し。おちょこやジョッキ、グラスなどをイカで作った発展系の商品もあり、お酒の席の楽しみがさらに広がりそうだ。
イカ徳利は、イカの胴を徳利のような形に加工した日本の伝統的な水産加工品です。
このユニークな食品は、燗した日本酒を注いでしばらく置くと、イカの風味や旨味が酒に溶け出し、深い味わいを楽しむことができます。使い古しのイカ徳利は炙って食事のお供にもなります。逆に、酒の風味がイカに移り、通常のスルメとは異なる味わいが楽しめることもあります。
イカ徳利は、イカが豊富に獲れる地域で広く生産されており、北海道、三陸地方、佐渡島、京都府、佐賀県など、さまざまな場所で販売されています。