山頂からの眺望
夜間の市街に輝く街灯りと漆黒の海の部分のコントラストが美しい夜景が有名。
春は雲海、夏は霧がかかりやすく、きれいな夜景が見られない日があるが、その隙間から幻想的な光景が出現することも。
秋は晴れの日が多く空気が澄んでいるため、遠くまで見えることが多い。
冬は雪やイルミネーションとの競演が見られる。
昼間、晴れた日には眼下の函館市街はもとより、津軽海峡を挟んで遠く下北半島をも望むことが可能。
山頂展望台
ロープウェイ乗り場がある3階建ての山頂展望施設には、眺めの良い展望ラウンジや休憩ができる屋内ラウンジ、レストラン、イベントホール、売店など充実した設備がある。
函館山
12の山々が連なってできていて、牛が寝そべるような外観から「臥牛山(がぎゅうざん)」とも呼ばれる函館山。
元は海底火山の噴出物が土台になってできた大きな島だった。
海流や風雨で削られて流出した土砂が堆積して砂州ができ、約5000年前に渡島半島と陸続きの陸繋島に。
函館市の中心街はこの砂州の上にある。
1898年から軍事要塞として利用され、一般人の立ち入りが禁止された。
1945年の第二次世界大戦の終結後に解体されたが、今も砲台や発電所、観測所など戦争の痕跡が残り、残施設跡は一部見学できる。
立ち入り禁止が続いたために自然が守られ、函館山は約600種類の植物と約150種の野鳥が生息する自然の宝庫。
渡り鳥の休息地としても有名。