函館朝市は、約250軒の店舗が軒を連ねる海道・函館の大規模な市場で、海産物をはじめとする地元の食材が豊富に揃う場所です。この市場はJR函館駅の近くに位置し、新鮮な海鮮丼を楽しむことができる食堂などもあり、函館を代表する観光名所として知られています。
函館朝市の歴史は戦後の1945年に始まり、農家が野菜を路上販売したことから始まりました。その後、3回の移転を経て、現在の場所に落ち着きました。
朝市にはユニークなお店がたくさんあります。例えば、「梶原昆布店」では、函館近海で採れる貴重な「がごめ昆布」を手作業でおぼろ昆布に削る様子を見ることができます。また、「カシメ水産」では、函館近海で採れた真イカを注文を受けてから焼いて提供しており、大変人気です。さらに、「函館くじら屋」では、希少な鯨ベーコンなどが手に入ります。また、「元祖 活いか釣堀」では、自分で釣り上げた新鮮なイカをその場でイカ刺しにしてくれます。函館朝市を探索すると、珍しい品物やこの場所でしか味わえないものが見つかり、あなたのお気に入りの店を見つけることができるでしょう。
朝市でぜひ体験してみたいのは、その日の朝に入荷した新鮮な活イカを自分で釣り上げる「活いか釣り堀」です。イカを釣り上げる際には、イカの耳(エンペラ)に釣り針をかけて釣る方法を試してみてください。
函館朝市は、朝市大通り、朝市仲通り、巴通りといった路面店の集まっている通りのほか、どんぶり横丁市場、駅二市場、函館朝市ひろばといった施設もそれぞれに特徴があります。たとえば、2014年4月にオープンした函館朝市ひろばは、青果店・花屋などの「物産街」、農業生産者による「産直市」、海鮮丼・ラーメン・弁当などの「フードコート」からなる複合施設。多彩な店が集まる函館朝市で、楽しいひと時をお過ごしください。
函館朝市のルーツは、終戦直後に近隣町村の農家が野菜や果物を持ち込んで行った函館駅前での立ち売り。昭和22年には現在の市役所付近に移りましたが、規模の拡大に伴って昭和31年に現在地に移転。以降、函館の食の一大流通拠点として栄えてきました。
何でも聞いてみると親切に教えてくれる店がほとんどなので、店員さんとの会話を楽しみましょう。
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5:00~14:00過ぎ(店舗によって異なる/1月~4月は6:00~)
年中無休(店舗によって異なる)
JR 函館駅 下車 徒歩1分