十勝は道内14市町で最も広い面積を有し、広大な十勝平野では畑作や酪農といった農業が盛ん。日本を代表する食料基地ともいえる場所だ。乳製品や食肉、小豆製品などは十勝産を商品名に盛り込んでいるものが多く、特に、新鮮な牛乳で作る十勝産チーズは有名。加熱処理されていないナチュラルチーズや、加熱、溶解させることで発酵を止め、長期保存に適したプロセスチーズなどがある。昭和50年代からはナチュラルチーズの消費が増え始めた。フレッシュチーズやブルーチーズなど、熟成されるタイプも、恵まれた風土の中で、その味わいを深めている。